借金返済のコツ

コツ1：絶対に返せる額を借りる

借金ができるからと言って返済できるとは限りません。
一般的にローンが組めるかどうかの基準は、月々の支払いが月収の30％以内であることが条件であると言われています。
しかし、実際には手取りはもっと少なくなるでしょうし、借金ではなくても必要となるお金がたくさんあるはずです。
そこで「絶対に返せる額＝手取り20％以内」と考えて計画することをおすすめします。
実は、この基準はかなり厳しいもので、「これだけ借りても足りないよ」という声がたくさん上がりそうですが、そういうぎりぎりのせめぎ合いの中で借りるかどうかを判断するようにしなければなりません。

コツ2：給料日を返済日にする

大手消費者金融などは返済日の日程を給料日、または給料日に近い日を返済日にできるので、無理のない返済をできることができます。
借金で人生が狂うことだってあるんです。
借金返済は最重要項目であることを意識しましょう。
給料が入れば、「まずは返済」これを徹底するようにしましょう。

コツ3：金利の安いところから借りる

借金をするには審査に通過しなければなりません。
そして、審査が厳しいところほど金利は安く、審査が緩いところほど金利が高くなります。
少しでも早くお金を手にしたい気持ちは分かりますが、金利の影響は大きいので慎重に判断しましょう。

コツ4：おまとめローンの活用

複数社から借金をしている場合は、それらをまとめて一本化することも有効です。
各金融機関が出している商品で、金利が銀行並に低くなることがメリットです。
これには審査を受けなければなりませんが、各社力を入れている商品なので、キャンペーンなども多く行われています。
他にも、返済日が統一されるので返済し忘れなどが少なく、計画的に返済していくことができます。
ですが2006年以前から借入をしている方、いわゆる過払い金対象者の可能性のある方はおまとめローンはしない方が良いでしょう。

コツ5：家族に借金の事実を伝える

これはかなりかなり勇気のいることですが、家族に伝えておくと様々なメリットがあります。
まず、返済日に遅れにくくなります。
家族が借金の事実を知れば、返済し忘れなどに警鐘を鳴らし、「今日返済日じゃないの？」と声をかけてくれるからです。
借金は恥ずかしいと感じている人が多いので、それ以上の借金を重ねにくくなる抑止効果もあります。
実際に借金をする際にも、家族と同居しているということはプラス査定となるほど重要な項目なのです。

コツ6：最悪の事態を想定しておく

借金を重ねれば重ねるほど、その行為に何も感じなくなっていくと言います。
お金を稼ぐ苦労を誰よりも知っているだけに、簡単に手に入ってしまう借金に甘えてしまう人が続出しているようです。
借金が手軽にできてしまう時代だからこそ、その後の事態を想定できず、現実の苦しさに混乱してしまう人が出てくるのです。
借金を返せないと家族にどんな迷惑をかけるのか、、そんなことを想像しておくと、「ちょっとくらい返済が遅れてもいいや」なんて思うことは微塵もなくなるでしょう。

コツ7：すぐに債権者に相談・報告

債権者は債務者を苦しめようとは思っていません。
しかし、何も連絡がないまま返済が止まると理由も何も分からないので困ってしまうわけです。
もし借金が返済できない、間に合わないと感じたらすぐに相談しましょう。
債権者によっては、数日間無条件で待ってくれることもあります。
また、「今月は払えるだけでいいが、来月にまとめて支払う」など柔軟な対応をしてくれることがあります。
何より、こまめに連絡をすることで債権者には誠実な対応をしていることが伝わるので親身になってもらえる可能性が高いです。
金融事故扱いにならず、ある意味計画通りに対応できることがあるので、誠意を持って対応していきましょう。