
払いすぎたお金はあなた自身のお金です
過払い金は、元々は借り主のお金です。なぜなら、支払わなくてもよいのに支払ったお金だからです。
そうだとすれば、返してもらうようにお願いするのはいたって常識的なことです。本来自分のお金なのですから。
過払い金返還請求のメリット
過払い金返還請求をすると、借金をなくしたり残額を減らしたりすることができます。払い過ぎた利息は借金の残額に充てることができるからです。
そして、払い過ぎた利息が高額の場合、借金がなくなるばかりでなく、手元にお金が返ってくることもあります。
また、複数の消費者金融から借金をしている場合、ある消費者金融から返ってきた過払い金を他の消費者金融からの借金の返済に充てることにより借金の残額を減らすこともできます。 さらに、司法書士等の法律家が過払い金返還請求を行った場合、取立てを止めることができます。
消費者金融の特徴として
消費者金融から借金をされた方の多くは、利息が高額で、毎月借金を返済しているつもりでもほとんど利息を返済していることになって、元金を減らすことがなかなかできません。 これは、消費者金融が出資法の上限と同じ(もしくはそれに近い)高金利を設定していたからです。
しかし、利息制限法を超える利息は違法なので、たとえ当事者間で契約をしたとしても無効です。ですから、本来は支払わなくてもよい利息を借金の返済として支払ってしまっていたことになります。
借金の返済に苦労している方は、過払い金返還請求をすることをぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。借金返済の苦しみから解放されるばかりでなく、お金が手元に返ってくるかもしれません。
完済している場合も過払い金返還請求はできます
過払い金は、現在借金が残っている方だけに発生するわけではありません。すでに借金を返し終わった方でも最後に返済をしてから10年が経っていなければそこから初回の借り入れまでさかのぼって過払い金の返還を請求することができます。
例えば、今から20年前に借り入れた借金を、8年前に完済したとします。この場合、20年前の借入初日から8年前の完済日までの12年間、この期間の払い過ぎた利息について返還請求が出来ます。
「借金はもうないから私には関係ない」と思っておられるようであればぜひ過去の借金を思い出してみてください。実は支払い過ぎだったお金が戻ってくるかもしれません。